第三回学校説明会

2010年2月10日(水)19時より大泉高校管理棟2階大会議室でグラウンド等外構整備に関する説明会が開催されました。

出席者は学校側より菊地校長はじめ大島副校長(全日制)、滝上副校長(定時制)、渡辺副校長(附属中学校)、海谷経営企画室長など関係者
都教育庁からは学校教育部の横山副参事、魚津課長補佐、坂元係長など関係者
都財務局からは建設保全部の伊藤課長、野澤副参事、榎戸係長、手島係長、林氏などの関係者が出席
司会は魚津課長補佐

当日配布資料1:概要
当日配布資料2:外構計画について


まず菊地校長が学校近況を報告
中学入試は練馬区内のほとんどの小学校より応募があり、倍率は9.1倍であり、合格発表も9日に行ったことなどの説明があった。

続いて坂元係長より配布資料2に基づき外構計画案を説明した。
・新グラウンドは雨水対策を主目的に人工芝化すること
・グラウンド周囲は高さ15メートルのネットで囲むこと
・グラウンドや校庭周囲は天然芝にすること
・敷地周囲については道路を1メートル拡幅すること
・桜などの既存樹木はできるだけ保存すること
などの説明があった。

新平面図

質問1)
@電波障害への対策はどうなっているのか
Aグラウンドが使えない期間の部活動はどうするのか
B現在校地内に周辺住民のゴミ集積場があるが、工事期間内はどうなるのか
C質問ではなく要望だが枝払いについて切り口に防腐処置をしてほしい。
回答) 
@電波障害の可能性はあり、対象住居には都費用負担のケーブルテレビ導入で対応する。
A多目的コートとテニスコート一体化、近隣学校グラウンドの借用依頼、地域施設の使用等を考えている。
Bまだ具体的検討はしていない。

質問2)
@人工芝の材質は何か
A19本の伐採予定の桜の内、8本は区から保存要望したが、実際には2本しか残されない。この経緯を詳しく説明してもらいたい。
Bダメだと判断された樹木でも活かしてもらいたい。そういうものでも生きていけるということを中学、高校の成長期の生徒に示してほしい。そういう教育的立場で考えてほしい。
回答) 
@材質は最新のもので熱のあがらないものを使用する。対候性ポリプロピレンでプロのサッカーの試合にも使
用できるもので目黒区の小中学校にも導入済である。(手島係長)
AB6月は外観診断で判断し19本の伐採を計画したが、その後区から要望があった。区も目視の判断であった。樹木医で8本について検討した。移植や枝を落とすことなどによりなるべく残す。残せるものは残すということで調整中である。

質問2の続き)
C目黒区で使っているということだが、長時間使用すると内臓器官が悪くなると聞いている。中高生に校庭整備を行わせるなどして人工芝でないものにしてほしい。
D桜は残せるものは残してほしい。

質問3)
桜以外の樹木はどうなっているのか。
桜のそばのヒマラヤ杉は桜より倒木の危険性もあるといえるし、桜の生育を阻害している。
回答)
ヒマラヤ杉については教育庁も対応が必要と考えており、今日から剪定を始めた。

質問4)
@植栽帯の幅および樹木の種類について明らかにしてもらいたい。
Aグラウンドに高さ15メートルの防球ネットを廻らすとのことだが、防犯上、照明をしっかりしてほしい。
回答)
@樹木は都や区の基準にもとづき3メートル程度の喬木を考えている。
 幅は3〜4メートルで、できるだけ既存の樹木も残す。
 植栽計画は次の工事詳細説明会で説明する。樹木は常緑樹である。
 定時制は廃止されたのでグラウンドの照明は無い。要望について詳細を 検討し工事説明会で説明する。

質問5)
 在校生の保護者だがグラウンドが3年間使えない。
 工事期間中、野球、サッカー、ラグビーはさきほどの説明の多目的コートやテニスコートでは 活動できない。
 近隣学校グラウンドの借用は具体的にどこまで調整できているのか。
 また地域施設についてもどういう状況になっているのか
回答)
 来年度、校長が交代する学校もありまだはっきりしたことは言えないが 都立校では大泉桜高校、田柄高校を予定している。
 都立校以外の近隣学校については現時点では言えない。
 地域施設については大泉桜小学校の隣接地は2ヶ月前の予約が必要である。
 また硬式野球は新座市営球場、朝霞市営球場など施設は限られる。
 土日はできるだけ対外試合を組むことも考えている。

質問6)
 石神井公園グラウンド、日銀グラウンド、東京海上火災グラウンドなどは 使えないのか。
回答)
 石神井公園は軟式野球に限定されている。日銀は練馬区に買い上げられて 使えない。
 東京海上火災も早大学院の中高一貫工事で使えない。学芸大附属も考えたがここも中高一貫工事で使えない。

質問7)
 2人の子がラグビー部に在籍し、土のグラウンドで泥ん子になっていた。
 白子川流域の豪雨対策といっても人工芝以外の雨水流出抑制方法があるのではないのか。他の方法を考えたのか。
 中村小学校では全面天然芝にしている。ポリプロピレンには違和感がある。
回答)
 グラウンド下に雨水枡を設置する案もあったが、廃土処理の問題、費用の問題があり採用できなかった。また高校ではグラウンドの使用頻度が高く天然芝では耐えられない。

質問8)
 化学物質過敏症などがあり、子どもの健康上では人工的なものは使わないほうがいい。雨水枡に費用がかかるとおいうことだが、人工芝も費用が嵩むのではないのか。考え直してほしい。
回答)
 健康を配慮するだけではなく、学校活動の確保。周辺住民の財産を守るのことも考えなければならない。
ラグビーの練習試合をした久我山高校やサッカーの試合をした帝京高校も 人工芝グラウンドを使用している。

質問9)
 長年、欧米に居住していたが、欧米の学校のグラウンドは芝である。
 現地では芝が人工芝より弱いとは聞いたことが無い。人工芝が強いというのは幻想ではないのか。
回答)
 今までの説明をご理解して欲しい。

質問9の続き)大リーグの松井秀喜も芝の良さを言っていた。きれいな芝でなく雑草が混ざったものでもいいではないか。
 もう一度考え直してほしい。
回答)
 ご意見を承りました。

質問10)
 健康上で人工芝は問題ないのか
回答)
 口にはいっても影響は無い。
以上で質疑は終了。
最後に都教育庁より4月より中学生が入学し、議会承認後、工事を開始するとのコメントがあった。

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